時々、ひとりぼっちが無性に怖くなることがある。
不安で、不安で、たまらなくて。
今すぐにでも、誰かに傍に居て欲しいのだけれど
そんな時に限って、誰も近くにもいてくれたりしない。
人間とはそんなものかもしれない。
だけど。
その瞬間がたまらなく苦しくて。
一人では、いられないほど
苦しくて、
寂しくて、
怖くて。

泣いて。
泣いて。
泣いて。顔を沈めて。
何もかもを忘れてしまいたいくらいに、
音を立ててコワレテしまうくらいに、
泣いて、
この世界を閉ざしてしまわないと、
闇に堕ちてしまいそうで。

(たすけて…)
(たすけて…)
(………声が、届かない…)

どんどん、追いつめられていく。
闇の中に、逃げ場なんて最初から無くて。

私が 私でなくなっていくー
寂しくて 寂しくて。
流れる涙だけが闇の中で光って

堕ちていく
深く、深く−−…

そして、
もう一人の『私』に生まれ変わる。

悪夢が始まっていくー

 

遠くでかすかな『音』がした。
人の声だった。
『帰っておいで』と誰かが私に叫んでいた。
両手を広げて、ここへ帰っておいでと言うように
優しく微笑みながら。
ほんとうは、その、光が欲しかった。
闇を作り出す恐怖をとばしてくる
『愛情』という光が。

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制作後記