忘れないでと言ったのに。
忘れてしまった。
あなたは。

きっと、永遠にもう逢えない…

約束だった。
僕たちだけの。
お互いを忘れない。という
生きている限り。
勿論、死んでしまっても忘れることなど無いはずだった。
僕はそのつもりだった。

久しぶりに見た君に違和感を感じた。
それでも、覚えくれていれば僕はそれで幸せだった。
忘れてしまわれることが、一番悲しいことを
僕は知っていたから。

君は、何かを必死に思い出そうとしていた。
僕と目があった瞬間に。

僕たちの逢えなかった時間が君を変えてしまったんだろうか。
その間の僕たちは、お互いを認識することを怠っていたのだろうか。

嘘だと…、何かの間違いだと信じたかった。
でも、手遅れだった。
僕を見るたびに頭を抱える君の姿は、見るのに耐えかねない。
その引き金が僕ならば、尚更。
僕というカードをどこかで無くした様に探していた
そんな君を見ている時がとても辛くて苦しかった。
多分、僕よりそんな想いを君はずっとしていたんだと思うと
心がやりきれなくなった。

あれから幾月の歳月が流れたことか…
君のいない人生は、空っぽすぎてつまらない。
君は確かに今もここに存在している。
僕の目の前に。
でも、僕の覚えていた君はどこかに消え去ってしまった。
その部分だけを欠落させたかの様に。

最後の言葉を覚えているだろうか。
『ずっと一緒に…』という
その一言が僕の最後の望み。

愛しき人よ、
どうか、この言葉が貴方のもとへ届きますよう…

もう一度、僕に、
そして、君に、
笑顔を…

昔の作品を少しリメイクして見ました。
コレを書いていた頃と今では心境が全然
違うんですが、
なかなか好きでしたv

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